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もはや1年の1/3が夏。
熱中症予防は最優先で!

2025.06.02

昨年ほどではないものの、2025年の夏も〝また〟猛暑の見込みです。今年も猛暑の夏になると3年連続となり、もはや異常気象といってよいか迷うところです。
また、2024年は過去最多の猛暑日(35℃以上)を観測するとともに、東京都心では最初の真夏日(30℃以上)から最後の真夏日の間が129日間もあったそうです。実に1年の約1/3が夏ということになります。
どうやら現在の日本に生きる私たちにとっては、熱中症は最優先で予防に努めなければならないことといえそうです。何かあってからでは遅いので、「攻め」の意識で熱中症予防を習慣にしていきましょう。

外出時だけではダメ。朝や夜も、熱中症予防を習慣に!

外出時だけではダメ。
朝や夜も、熱中症予防を習慣に!

暑い外出時に熱中症予防を気にかける人は多いと思いますが、室内にいるとき、朝や夜の過ごし方も同じように気にかけることが重要です。熱中症になってしまうかどうかは、体調にも左右されます。水分不足はもちろん、寝不足、二日酔いは熱中症リスクを上げてしまいます。自分の体調をさまざまなタイミングで気にかけ、整えておくことこそ、もっとも熱中症予防につながると考えましょう。

「朝」の習慣 
→その日の暑さや体調を確認する

起床後は水分を補給

朝食を食べて栄養を補給

二日酔いや睡眠不足がないか体調を確認

地域の天気予報や熱中症の危険性をチェック
例|あなたの街の患者数予測と熱中症情報(日本気象協会)    https://www.netsuzero.jp/heatstroke

「昼」の習慣 
→行動や環境に合わせた対策を行う

外出時は帽子や日傘を使って直射日光を避ける

通気性がよく吸湿性・速乾性のある衣服やネッククーラーなどの冷却グッズを身につける

クーリングシェルター※や冷房が効いた施設で暑さをしのぎ、こまめに休憩
 ※危険な暑さから避難できる涼しい場所として市区町村が指定した施設

飲みものを持ち歩き、こまめに水分を補給

室内にいても気温と湿度を常にチェックし、エアコンなどで室内を涼しくする

「夜」の習慣 
→次の日に備えて体調を整える

熱中症の症状が遅れて現れることもあるため体調を確認

運動や入浴、サウナなど汗をかいて暑さに体を慣れさせる(後述)

アルコールの飲みすぎに気をつける

エアコンを適切に使用し、涼しく快適な睡眠環境をつくる

十分な睡眠時間を確保できるよう早めに就寝

ふだんの睡眠時間より1.5時間くらい短くなると、翌日に運動した際、体温が高くなりやすく、汗の量も増えることがわかっています。翌日に屋外で体を動かす予定があるときは、必ず睡眠時間を確保するようにしましょう。

誰でもなる可能性がある熱中症。初期症状を見逃さない!

誰でもなる可能性がある熱中症。
初期症状を見逃さない!

熱中症で救急搬送される人は年々増加傾向にあり、2024年は97,578人ともっとも多くなりました(総務省2024年5月~9月の熱中症による救急搬送状況の概要)。熱中症予防が浸透してきているにもかかわらず、増加を続けているということは、誰でもなる可能性があるということです。
昨年、日本救急医学会が「熱中症診療ガイドライン」を9年ぶりに改訂し、重症度分類に「Ⅳ度(最重症)」が追加されたことが話題になりましたが、4段階のうち、個人でかろうじて対応ができるのは「Ⅰ度(軽症)」――めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返りの場合だけです。「Ⅱ度(中等症)」――頭痛、嘔吐、倦怠感、判断力低下、集中力低下、虚脱感の場合は医療機関の受診が必要です。
初期症状(Ⅰ度)の段階で見逃さず、重症になる前に熱中症を疑い、速やかに応急処置を行うようにしましょう。とるべき行動は、涼しい場所に移動、衣服をゆるめ体を冷やす、経口補水液を補給です。改善しなければ医療機関を受診するようにしましょう。

熱中症重症度「Ⅰ度」
→熱中症を疑い応急処置を!

めまい

立ちくらみ

生あくび

大量の発汗

筋肉痛

こむら返り

熱中症重症度「Ⅱ度」
→すぐに医療機関の受診を!

頭痛

嘔吐

倦怠感

判断力低下

集中力低下

虚脱感

定期的に汗をかくと暑さに強くなる。安全に配慮して取り組もう

定期的に汗をかくと暑さに強くなる。
安全に配慮して取り組もう

人間の体は、汗が蒸発するときに体内の熱を放散し、体温を調節しています。このため汗をうまくかけないと、体内に熱がこもり体温が上昇し、熱中症につながります。
一方、ちゃんと汗をかいた場合は皮膚の血流量が増え、熱が逃げて体温の上昇が抑えられます。さらに、連続して汗をかいていると、汗腺でつくられる汗が毛穴から出る前に再吸収され、汗に含まれる塩分が少なくなり、脱水症になりにくくなります。この状態のことを「暑熱順化」といい、暑さに慣れた状態を指します。
暑熱順化のためには、しっかり汗をかくことが必要です。ウオーキングやジョギングなどの運動はもちろん、サウナ、湯船に浸かって汗をかくことでもOKです。運動の場合は朝晩など比較的涼しい時間帯やスポーツジムなどを利用し、安全に取り組みましょう。また、汗をかきますので水分補給も忘れずに。
なお、暑熱順化には数日~2週間程度かかり、一度できても数日暑さから遠ざかると、効果がなくなってしまうのがネックです。自分の体が暑熱順化できているか(汗をうまくかけているか)いつも意識し、安全なところで定期的に汗をかく習慣をもちましょう。

厚生労働省は、ジェネリック医薬品の利用促進のための施策に積極的に取り組んでいます。
ジェネリックに変更した場合の薬代については、日本ジェネリック製薬協会の「かんたん差額計算」(https://www.jga.gr.jp/general/easycalc.html)で調べることができます。
また、「ジェネリック医薬品希望カード」も日本ジェネリック製薬協会のサイト(https://www.jga.gr.jp/)一般の方向け情報から印刷することができます。

使ってみよう!マイナ保険証
マイナ保険証利用のお願い

医療機関の受診時や調剤薬局ではマイナ保険証のご利用をお願いいたします。皆さんのマイナ保険証利用率の増加が、医療費の削減や健康保険組合から納付する支援金の減額に寄与します。健保財政の改善につながるよう、皆さんのご協力をお願いいたします。

●マイナンバーカードの健康保険証利用について

●2024年12月2日以降の医療の受け方について

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