1月20日~2月3日は1年でもっとも寒いとされる「大寒」。特にこの時期は、温かい湯船が恋しくなりますね。
しかし、最近では若い世代を中心に通年シャワー派の人も増えているそうです。たしかに、お風呂掃除には手間がかかり、とりあえずキレイになればいいという考えも理解できますが、シャワーだけではせっかく毎日ある健康につながる機会を失っているかもしれません。
シャワー派の人もお風呂に浸かりたくなる、そんなメリットをご紹介します。

毎日お風呂に浸かると健康寿命が延びる⁉
2010年に千葉大学が行った調査では、お風呂に毎日浸かることで要介護リスクが減少することがわかりました。この調査は全国18市町村の要介護認定を受けていない65歳以上14,000人を対象としたもので、お風呂に毎日浸かっているグループは、週に0~2回しか浸かっていないグループに比べて、3年後の要介護認定が約3割少なかったそうです。
また、2018年に愛媛大学と京都大学が報告した研究では、週に5日以上お風呂に浸かる人は、週に4回以下の人に比べて心臓や血管の状態が良かったそうです。
この他、毎日お風呂に浸かる人ほど幸福度が高い、脳血管疾患のリスクが減るなど、〝お風呂〟と〝健康〟に注目した調査・研究が各所でなされており、肯定的な結果が示されています。
世界的に見て日本人のお風呂習慣は特異なものですが、日本の平均寿命が世界一位であることを合わせて考えると、なるほどと納得してしまいますね。

温まる、血流がよくなる、健康になる
お風呂に浸かって体が温まると、血管が拡張して血液が流れやすくなります。血液は酸素や栄養素などを全身に運び、二酸化炭素や老廃物を回収しているため、血流がよくなると代謝が活発になります。
代謝が活発になるということは、体の中で、古くなったものと新しいものがどんどん入れ替わっているということです。実感としては、疲れにくくなる、回復しやすくなる、太りにくくなりますので、健康に近づいているといえますね。
また、お風呂の水圧も、血流をよくするのに役立っています。お風呂に浸かると、下半身のほうに強く圧力がかかるため、重力で脚にたまった血液が戻りやすくなります。
さらに、浮力によるリラックス効果も見逃せません。お風呂に肩まで浸かると、体重は約10分の1に。体重が軽くなった解放感と、お湯の温かさで緊張が緩和され、リラックスを感じるのです。

ぬるめで10分、お風呂の前後に水分補給を
42℃以上の熱いお湯は交感神経が活発になりやすく、40℃くらいのぬるめのお湯は副交感神経が優位になりやすいといわれています。就寝に向けてリラックスしておきたいので、お湯の温度はぬるめにしておきましょう。ぬるめのお湯でも、10分浸かれば体温を0.5~1℃上げることができますので、血流も改善します。
お風呂に入る前と、出た後はコップ1杯の水分補給を忘れずに。冬場の入浴事故ではヒートショックが有名ですが、同じくらい注意したいのが浴室内の熱中症です。熱いお湯や長く浸かりすぎると、熱中症の危険がありますのでしっかり水分補給をするようにしましょう。
最後に寝つきをよくするアドバイス。人は、体温が下がるときに眠気を感じるようになっています。お風呂から出て90分後、急に体温が下がるタイミングがありますので、寝る2時間前を目安にお風呂に入るのがベストです。
保湿は〝すぐ〟が鉄則
肌の乾燥が気になる人は保湿をしていると思いますが、お風呂から出た後、どれだけ早くできるかがカギです。お風呂(湯船)から出て10分後には入る前の皮膚の水分量に、それ以降はさらに乾燥が進むという研究があります。手早く保湿を済ませるようにしましょう。
なお、〝洗いすぎ〟が原因になっていることもあります。お風呂に浸かるだけでたいていの汚れは落ちますので、皮脂の多いところだけ石けんを使い、他はお湯でさっと流しお風呂に浸かることを試してみるのもおすすめです。
厚生労働省は、ジェネリック医薬品の利用促進のための施策に積極的に取り組んでいます。
「ジェネリック医薬品お願いカード」は、日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会のホームページ(http://www.generic.gr.jp/)からダウンロードすることができます。また、ジェネリックに変更した場合の薬代については、Genecal(http://www.genecal.jp/)のサイトで調べることができます。